しきゅうとおっぱい。
同僚が乳がんだったらしい。
手術もあるし、しばらく仕事は休むことになりそう。
店長からラインがあり「おっぱいなくなるとか精神的にキツイよね。」と。
確かになー。
おっぱいとか目に見えるから。
そういうわたしには子宮がない。
子宮筋腫で子宮ごと摘出した。
婦人科の先生はドライに「もう子どもを産むことがない人には必要のない臓器」とおっしゃった。
確かに必要ないね。
でもそんなこと言ったら必要のない臓器は他にもあるような気がするけど。
子宮がなくなった場所は空洞になるわけではなく…
子宮を取ったことにより、それまで子宮があった位置に腸が動くらしい。
その腸が動くのが痛くて痛くて辛かった。
子宮をなくした悲しさよりも大きかった。
店長は胃がんで胃を半分以上摘出しているし、仕事中に脳梗塞になった同僚もいる。
今回、同僚が乳がんになり…店長が「この店はいろいろありすぎる。お祓いしないと。」だって。
それは違うでしょう…と思ったけど。
お祓いしたら病気がなくなるわけではない。
誰でもどこでも同じ。
何かの罰で病気になるわけではないのだから。
誰もが、ただ言わないだけでいろんなことを抱えて生きている。
生きている間は生きよう。
誰でもいつかは死ぬのだから。